というわけで、アイリ、 あの崖の上のヤバそうな騎士たちは、おまえに頼む。 あの連中、おそらくは、魔力ある武器でしか倒せない。[アイリが自分のことをはぐれ魔族だと打ち明けた時、ディークはあるがままに事実を飲み込んだ。>>4:283それ以降も付き合い方を改めることもなく、「普通じゃない怪力娘」として、敬して揶揄うといった調子であった。] 魔界のものだろうが、女の子だろうが、 この際、使えるものは使わせてもらう。[託す声に、悲壮感はない。]