ただ、一つだけ覚えておいて欲しい。同じ風竜だからといって、飛び方も戦い方も同じではない。それぞれ自分に合った方法があるはずだ。レッスンの時にそれを見出す形になるかもしれないが……自分でも方法を模索してみると良い。そうすることで、より一層、竜と心を通わせることが出来るだろうから。[それはまさしく経験談。他の竜よりも小さな身体、他よりも低い精霊の加護。教わった方法だけでは強くなれなかったが故に、相棒と共に飛び方を、戦い方を模索した。そうして絆も強めたのだ]