人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


南極石の王子 クレステッド

[考えていると、隣で兄弟が花を取り出していた。
白と青と透明な結晶で形作られた、ティランジアの花。
自身のものも取り出して並べれば、鏡写しのように似ている。

彼の持つ花の半分が溶けていたとは知らないから、最初から同じものを見ていたのだろうと素直に喜んだ。]


 こうしてそなたと邂逅できただけで、
 私の願いは半分叶ったようなものだ。

 共に最後まで行くとしよう。


[どんな試練であれ、立ち向かうと決めたならば行くだけだ。
芦毛の馬にまたがり、風の吹くままに歩き出す。*]

(179) 2020/02/24(Mon) 23:37:57

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