私は大した怪我じゃないので……だいじ…っったぁぁっ!!
[大丈夫ですよ、と言おうとしたと同時に、フレデリカに左手甲傷口に消毒液を塗られ、思わず悲鳴を上げてしまった(>>161)]
ごめんなさい、大丈夫じゃないです……。
[強がることを止め、左手靴下を脱ぎ瓦礫が当たった箇所を見せ、素直に治療を受けることにした。
その間、何処へ行ったと聞かれれば(>>166)]
……旧炭鉱です。
本当に軽い気持ちで入っただけでした……。
まさかこんなことになるだなんて……。本当に、申し訳ありません。
[差し出されたハンカチで涙を拭いながら、俯きながらゆっくりと答えた。]