["鍵"に近づくシェットラントを目で追う。抜こうとして止まっている姿を見て、ああやっぱり、と思う。] ―――貸せよ。[立ち上がってシェットラントの手から鍵を取り上げ、柄を掴む。鍵は、素直に刀身を鞘から覗かせた。]