[ならば城館へと帰るしかない。評議会を裏切ってみるのは1000と800年位前にやってみた。自分を無力化させることは易かったのだが、死滅させる方法が見つからず、流水牢の中で無為に時間を過ごす事となってしまったのだけど――…心臓を抜かれ、焚かれてすぐに、新たな鼓動が存在した時は、自身の拝する神の愛を、恐ろしいと感じたものだった。館にいるであろう彼のことを思えば足が重いが、他に選択肢もないと……それでもできるだけ時間をかける為、来た道とは別の道を行くだろう]