[かーん、かーんと小気味いい音が森に響く。幾度目かの音のあと、めきめきっと鈍い音を立てて倒れていく巨木を見ながら、女は満足気な笑みを浮かべる] 主へ祈るのも良いが、こうして体を動かすこともまたよい。 この調子であと7(10x1)本ほど切り倒しておこうか。[白い顔に汗ひとつ浮かべることもなく、女が斧を振るう音が森のコダマとなって。今しばし、村へと*流れていく*]