人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


舞踊家 ソマリ

うん、
フェリの隣でこうしてると、安らかな気分になれる


[彼をダンスに誘った十数年前。
光のない瞳を窓に向ける青年の横顔があまりに美しくて。
自分も高い身分であれば、あの人に触れられるだろうかとありもしない期待をした。

踊ろう、と声をかける事ができたのは――…淋しげな瞳に光が点ったら、彼はもっと美しくなるのだろうと。
ならばそれをこの目に一瞬でも映したいと。]

(178) 2013/10/06(Sun) 20:36:57

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