人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

[>>87黒髪へと触れる指の軌道を、伏した眼差しが追う。
するり、引き寄せた毛束へ唇を落とす仕草が優雅に映るのは
彼が舞踏を嗜んでいる所為かもしれない。]

 色の混じっている髪の方が好きだと、そう聞こえるな。

[揚げ足取りにも同じ、特に詮索する気は無いものの、
ソマーリュの言葉へ薄笑みを送り。
唇が離れた刹那、軽く首を傾けその指先から髪を零れ落とす]

 狩りの後だ、血生臭いだろう。 ――止しておけ。

(178) 2013/09/29(Sun) 02:50:05

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