― セミヨン川南岸 ―
[戦い方を戦線の維持に切り替えた直後、後方から友軍が到着する>>166。
それにより意気を上げる者、指示に従い入れ替わる者、人が目まぐるしく動く中、男の下へと駆け寄る騎士達の姿もあった>>167]
問題無い。
[打撃の衝撃等は残っていたが、動けないほどではない。
掛けられる声に短く返しながらも、意識は赤紅へと向いていた。
その上空を猛禽類達が飛翔し、橋向こう、セミヨン川北岸へと何かを落としている]
……なるほどな。
承知した。
[火と聞いて対アンデッドの策であることは知れた。
それに己が、ひいては味方を巻き込むわけにはいかない]