人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


長耳双子 ローレル

[この魔軍の中にあって、彼は魔王様のひときわ古い知り合いだと…魔王本人から聞いた。

見た目だけでいえばシメオンは、ニンゲンの街の若者に混じってもバレないくらい――別の意味で目立ちそうだけど――な容姿をしているが、魔物にとっては外見など意味が無い。蓋を開けたら何百年…なんてのはよくあるハナシだ]


キミなら“おじちゃん”にぴったりだよ!

 『ワタシたちはそう確信したわ』


[…もし。ここでシメオンが断固拒否をしていたら、双子は素直に引き下がっていたことだろう。
だが許可が下りた。つまり、…――喜んでくれた!と、都合のいい解釈をして、以来双子は“おじちゃん”呼びを続行した。

格段に親しかった訳ではない。
それでもその後もシメオンのところに時折遊びにいったのは、彼を“おじちゃん”と呼んだ時に少し浮かべる渋面に…他の魔にはない体温みたいなものを感じたからかも、しれない**]

(177) 2017/02/13(Mon) 00:27:55 (lunaway)

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