人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


菫青石の神魔 カサンドラ

 わちきは、あの時、あの子に力を貸した。
 それは確かだし、その事実をどう使おうとあの子の……そして、その先を継いできたものの自由さね。

 だから、そんな大層に思い詰めんでもいいんよ?
 実際のとこ、わちきは最初以外にはなーんも手助けしとらんのだからね。

[それは恐らくは言わずもがなな事だろうが]

 ……だから、これからも。
 必要ならばわちきの名を使えばいい。

 とはいえ、そこにあるのは変化のない、停滞に過ぎん事が多いねえ。

 過ぎる停滞は、世界そのものを澱ませる。

 主らがわちきにすまんと思うなら、停滞を打破して澱みを生まぬ在り方を探しとくれ。

 それができるのは、主ら、現世にいきるものたちだけだからねぇ。

[最後の部分紡ぐ刹那。瞳に宿るのは、静かでどひか、優し気な光。*]

(177) 2020/03/03(Tue) 23:20:13 (tukineko)

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