― 回想・厨房 ― 悪ィな――…… 流石に大将の血は、な ……ディークの前だったっつーのが、一番の理由だが[>>4:251差し出されたカレルの首筋。襟足を指でずらし、背後から顔を寄せる。メイプルシロップの甘い香りが、ふんわりと鼻を擽った] んじゃ、いただきますっと――……[舌先で軽く触れた後、尖った犬歯を食い込ませる。 溢れ出す甘い雫を、零さないよう丹念に吸い付いた]