― その後・リンデマンス王国 ―
『こうして血気盛んであった当時のドゥーハンの王の性根は叩き直され、今では半人前に思われる程度になったのでした』
[>>0:203であったような出来事が語られるのは、ドゥーハン王がリンデマンスへと訪問した時の話である]
「そんな全てマドゥーラ殿のおかげのように言われるのは違うとおもうのだがな……まあ、とにかく、私たちはある意味で同輩というわけだ」
『捕虜になってまで交渉に赴けたリンデマンス王と、ただ命を危機にさらした我が王と比べられてリンデマンス王はご不快になられないか心配ですが……』
「……自国の王に辛辣すぎないか?」
[それは共に連合国として戦い、王とともに戦い亡くなったものたちの慰問でもあったり、援助であったり、友好を深めるということであったり。それらを行うべく戦後すぐにスケジュール調整の使者を送っていた。そんな経緯で訪問をしたとき光景であり、主従の会話である]