―― 医務室 ――
[やがて、手分けしてハダリーとノトカーを探そうという話がまとまりかけ、]
そうだな、手分けして探すか。
[エレオノーレの言葉に頷く。
手際よく組み分けしていくダーフィトが、複数名で行動しろといった舌の根も乾かぬうちに自身が単独行動を買って出て。
挙句の果てに、本人以外全員一致で休めと言われている医者まで自分も動くと言い出した。>>157
トールとエレオノーレにしたところで、サシャの一幕を思い出せば、いざとなれば自分の身を顧みず動くところがあるのは重々察せられたので。
……どいつもこいつも。
特にあの医者には、あれだ、何とかに付ける薬的な何か――
カークに付いていくべきか、エレオノーレと行動するか、エレオノーレはトールの呼びかけにどう答えたのだったか。>>132
まずは成り行きを見守り、少なくとも彼自身は、最終的には医務室に残ることに>>174]