―あぁ。[>>3:264幸せそうに微笑むソマーリュに笑い返し、重ねられた手をそっと握る。]大丈夫だ。夢じゃない。[喉を鳴らして笑い、ステップを踏む。春の風のように軽やかに。二人共に、春を迎えられるように祈りながら。懐かしい曲を愛おしみながら、ソマーリュと呼吸を、動きを合わせる事の心地よさに身を委ねる。彼と踊る…待ち望んでいたこの時間を慈しむ。そして、この時が永遠に続けばいいのにと思う。それならば、自分はずっと彼と共に在れる。]