人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

[肩の真白がきゅ、と小さく声を上げる。
青年はひとつ息を吐き、髪留めを外して乱れた髪を適当な紐で結い直した]

 ……ま、このまま即逃げってのも。
 情けねぇ通り越して……ってモンだしな。

[いずれは対さねばならぬとわかっている。
ならば、と。
そう、思い切った青年は、緩く、魔力を紡ぎ始める]

 どこまでやれるかは、わからねぇが……最低限の挨拶は、しとかねぇと、だよ、なぁ。

[そこにある、強き光に己が意思を示すためにも、とは口にせず。
髪留めの血石に血を食ませ、緩く、呪を紡ぐ]

(177) 2014/09/21(Sun) 10:46:51

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