[やってきたシモンへ、いま自分が知っている状況を簡潔に話す。
アルビンが戻らないこと。
そしてリーザの姿がどうやら見えないということを]
窓……?
まさかパメラの時と同じか……?
[宿内はローゼンハイムの事も有り警戒が強いと、
人狼どもが外へ連れ出したのではないかと眉根を寄せる。
人狼に対してはある程度の知識はあっても、
妖精などというイレギュラーは流石に想定になく。
だからこれも人狼の仕業なのだろうと、握り締める拳]
軽く食事を入れたら、行くぞ。
[今にも飛び出しそうなペーターにそう告げた]