……結構です。[神父として、なのだろうけれど。昔はよく遊んでいたような、そんな知り合いの亡骸を前にして直ぐにこんなことを言えるような彼に、妹は渡したくない。いや、もう誰にも触らせない。三年もの間会わずに、つい二日前に再開して。そうして、ほんの少しの気まぐれで手を放したらもうこんなことになってしまった]もう、手放す気はありませんから。[そうして、"妹"を背負って階段を上る。力ずくでもない限り、誰に止められてもその歩みを止めるつもりはない]