[ゆっくり、聞こえた樹の謝罪と質問。小さい、そして掠れた声は俺だけが捉えたもの。] 樹、 おれはな。 俺はもう一度、 まじょになりたいんだ。 白くて優しい、 まじょになりたいんだ。[告げる、二度目の試練のこと。力ない笑顔と言葉を向けた筈の彼女>>147は、口開くと同時、 姿が見えなくなってしまった。微睡む。 瞼が落ちる。腹の上に乗った青いヒヨコは、心配そうに俺の表情を伺っていた。*]