― 教会・礼拝堂(ミサの直後)
>>167>>168カサンドラ ―
["誰にも言わない"という意思を理解してくれたようで。"良かった"という言葉に。此方も、"命があって良かった"という意味で頷く。]
わふ…。わふふふくぅーん。
(はい…。治すなら早い方が。)
[しかし彼女の傷の位置…。
あれを治すとなると…もう下着が見えてしまうとか…そんなレベルの話では無く……。どんな下着なんだろうか…いや、しっかりしろ私。
スケッチブックから目だけ覗かせ、それでも彼女が頷けば。これは彼女を救う為の治療だ。治療…治療……と頭の中で唱えながら、奥の処置室へと歩き、案内する。
以前彼女をバニースーツから解呪した部屋だ。もしかしたら覚えているかもしれない。そして部屋の中央にはベッドがひとつ。]
"それでは…ベッドへ仰向けに"
[今までで一番乱れた文字だったかもしれない。
早まる鼓動が邪魔をして、うまくペンを握れなかった。真夏かというぐらいに顔も熱い。
もし尻尾を見られていたら、そこだけは正直にピーンと張りつめていたかもしれない*]