風よ集え 唸り上げよ。 鋭き咆哮 その響き刃と変えて。 切り裂くがため 疾く、翔けろ![鈴の音と共に吟ずるのは、乱舞する風の刃を生み出す呪歌。焦りと、蓄積しつつある疲労からやや精度を欠くそれは実質牽制目的のもの。ここで、本格的にやり合う余力、なくはないが、それをやっていては恐らく離脱し損ねると思うから] ……フレイ![今はただ、真っ直ぐに絆の先へと手を伸ばす。*]