[オットーの言葉に甘え、パイを切り分けて少し包んで籠に入れる。] それでは、行ってきます。 皆さん、どうぞごゆっくり。[店内の者にそう声をかけ、一礼した後隙間風のなくなった温かな店内から、再び寒空の元へと身を投じるのだった。**}