人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


境界なき者 ステファン

[その行為で気を引き締めたのだろう、男は周りへ向き直り] 

 
 眷属の無力化は完了、城館までは僕が責任もって運ぼう。 それと…そうだね、そこの君でいいか、同行するように。
 それから…

 
[幾つかの指示を飛ばした後、先の連れであった女に向かえば]


 あとはまかせる。頼んでいいよね!返事は聞かないけど。


[と、残りの仕事を押し付け、言葉の通りに返事も聞かぬまま、その場を去っていっただろう。
作戦に参加していた他の上級吸血鬼達に、一言の断りもしないまま。

彼が真にバランの血子であったなら、夜明けまでに彼女に引き合わせ、それから城館へ連れ帰らねばならない。
このままの状態で彼女にあわせるわけにもいかない為、時間の余裕などないに等しい。

男の血子は事情を知っているからだろう「他の方々には私から伝えておきますね、遅れる旨も」と、苦笑交じりに自身の血親を見送るのだった**]

(177) 2014/05/03(Sat) 01:19:45

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