人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

[少しの間、シュヴァルツアインの傍らに留まるかに見えた巡洋艦が動き出す。彼らが東に向かう意を見せるを見て取って、アードラーは再び砲を構えた。

既に艦首主砲は使い物にはならず、前方副砲もその役を果たしはしない。艦は海流に弄ばれ、やや左へ回頭しつつある。

アードラーに二隻の巡洋艦を追う力は、最早残されていない。けれど後部、未だ生きている副砲は動かされ、旗艦らから離れた巡洋艦へと向けられた。

再び甲板上に轟音が響く。
前方、敵戦艦から放たれた砲弾>>168がマストを直撃した。
頭上より落ち来るマストに、怒号と悲鳴が重なり響く]

(176) 2015/11/16(Mon) 01:44:18

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