人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


気儘な猫 カレル


悪者は弟を裏切った兄じゃない、
好意を利用したリエヴルでもない、
そして勿論、王子でもない。

全員だ。
目の前にぶら提げられた餌に踊らされ、共に過ごした互いを信じられなくなった、信じようとしなかった、Es全員だ。

…そう、「俺」は思うんだがね。
アンタの考えとは、まぁ、違うかもしれないが。

[言葉の内容とは裏腹に、オズワルドを叱責した彼個人を責めるではなく、口調は淡々と、状況を、考えを語る。
責める事は出来ない、「カレル」…つまりは「自分」とて、そのうちの一人なのだから。

ソマリだけでなく、その時その場にいた面々に順に逸らす事無くしっかりと視線を交えてから、何か返る言葉が有れば、聞いてから、オズワルドと共に、厨房へと去って行っただろう*]

(176) 2013/10/11(Fri) 11:30:09 (yahiro)

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