―― 医務室 ――
ああ、確かにそういや……遅いな。
[あれから随分と時間が経っているはず。
ノトカーは何やら――いや、ハダリーのことに違いないだろうが――悩んでいるようで>>166
エレオノーレはどうしていただろうか。
矢に何か塗られてたような兆候は、いまのところ見当たらないが、置いて動くわけにもいかない。>>23]
ハダリーが何者でも、知らせられる連中には、
知らせた方がいい、か。メイン・サロンにも確か――
[待つか、それとも動くか。
そのときふと、そういえばカークとダーフィトの連絡先を貰っていたことを思い出したが>>0:258、記されたカードは、脱ぎ捨ててメイン・サロンに置いてきた上着のポケットで>>3:386
代わりに持ってきたのが、止血のために脱ぎ捨てられた白衣とあっては>>3>>7、とんだすれ違いと失態に、舌打ちする。
まずは動きを相談しようかと、口を開きかけたところで、
デスクの上から唐突に響いたのは、電子音。]>>175