あ?構わねえけど…[さては彼も怪我したか、と。見ても外傷らしきものは見当たらぬまま、問う視線を向ける。処方を見ればその”傷”に、少し物珍しげな顔をした。自分はといえば歩けれど、腕を動かすのは痛みに正直ダルいの一言だから、]そこ開けて。[途中のドアを開けるのに、遠慮なく彼の手を借りることにする。じろりとアメジストの視線が睨み来る。これくらいしとろ、軽く流して笑い返した**]