人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


[ 彼の赫い瞳が選んだ先。
 それはほんの少し想像していた未来を逸れた。 
 彼の諦念にぎこちなく口角を上げた。 ]
 
  違うよ。…………ぼくのは愛玩だもの。

[ 小さな声であった。
 明け透けになった途端、返す意趣返し。
 だが、答え合わせの必要などない。
 唇が嘘を告げたとして瞳は語らない。
 湛える天色は雄弁に唄う。

 その言葉の真意を。 ]

(176) 2018/03/25(Sun) 23:32:49

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