─ 『世界軸』上層・機の広間 ─[自分の返答を受け、前へ飛び出すメレディスの背を見送る。自分の術が発動するまでにも、発動した後も。>>165『破壊』の尾が、爪が、咆哮が容赦なくメレディスに襲い掛かるのも、ただ見ているだけしかできなくて。何度も、何度も詠唱を、呪を止めてしまいそうになるのを耐えたのは](兄ちゃんは、俺を信じてくれたんだ)[『破壊』へと向かっていったメレディスが、頼むと言い置いて行ったから。自分が出来ると信じてくれるその背中が、どれだけ傷つくのが見えたって]