[視線の先、男の杖は半円を描く>>166。 棒術の間合いを示すかのような動作。 それは否応にも、過去の記憶を掻き立てる>>167][言われるがまま、彼の示す位置へこの武器を打ち込んだなら。 あの頃に戻れやしないかと、一瞬だけ夢想する][けれど自分はもうコニーリオではない。リュカでもない。 目の前にいる相手だって――]