─── はっ。 御身が刃を必要とされる限り、 我が身は殿下の最も鋭い刃でありましょう。[一方的な命を、諾として受ける。宣誓は、裏を返せば刃をただの飾りとするならば去るとの宣。あるいは、己が満足するだけのものを与え続けてほしいという願い。だが、さほど心配はしていなかった。この奔放な公子は、安寧の中に身を腐らせることはするまい。長柄刀を押し戴きながら、主を得た猟犬の笑みが浮かぶ。]*