―新幹線・車内―
[相変わらずの言葉に>>152
頬杖をついていた手を離すと大仰に肩を竦めてみせる]
俺がそんな殊勝な奴に見えるか、満井センセ?
[軽く睨んでくるその視線にくつくつとさもおかしげに笑って視線を返す。
生真面目で堅物なこの教師とは、かれこれ一年の頃からのつきあいになるだろうか?
他校生との喧嘩やら無銭飲食やら、自分が何かしらの問題を起こすたびに毎度毎度頭を下げにくる。
よくもまぁ、つきあう気になるものだと最近では腐れ縁のような認識になりつつあった。
そんな相手のことだ。言ったところでそう変わらないだろうことはわかっているだろう]