―――アデルと、ユーリエが居る。 俺は、果てない世界のその先が見たい。 君はアデルを立てよ、俺はユーリエを立てる。 ……何、俺が気に入る女と言う奴は、 存外肝が据わっていて、滅茶苦茶だ。 教会くらい、完膚なきまでに改革してくれる。 それまでの時間が欲しい。 野茨公、―――君を君と足らしめるものは、なんだ。[口で言うほど楽な道ではない。信じれば全てが救われるなど、夢物語もこれ上ない話。だが、信じたその先に、きっと未来への光がある。*]