[視線の先、まだ未発達な若いおおかみの眸が
自己の肉を口にしたことで、一層艶めいてゆく。
か弱そうに見えるのに、自分よりもずっとおとなびた
しっかりとした思考を持つ、愛しい存在を。
強く搔き抱き、欲望に彩られた熱い楔で貫いていく]
――…シェイ、…シェイ…、
ひとりにしないで、…俺を、……、
[捨てないで、と。
縋る言葉と共に幾度も、幾度もその身を愛で、
背中へ爪を立て――彼の深いところを、飛沫で穢す。
一度では治まることのない欲望を、堪えることはしなかった。
狂いそうな強い愉楽の奥底で、いつまでも彼の身に溺れていく*]