[剣を抜いたシェットラントの色は三たび変化した。「外道」「悔い」そして──「キアラ」シェットラントが呻くように口にした彼女の名は、ベリアンにとっても感情の堰を切るに充分な引き金だった。] それで、貴様が、何の権限あってわたしを糾弾すると![シェットラントが彼女の名を語り、その名の下に刃を振るうのは許し難かった。]