[そう、それは攻めの布陣ではなく守りの布陣。自分ではなく、大剣に狙いをつける少年へのカウンター。] ねえ、折角魔法使ったんだし攻めてくればいいのに。[もっとも、その一進一退を繰り返すことをやめ、自分を斬ろうと近づきすぎた瞬間――影の手は容赦なく攻撃の限りを尽くすだろうが**]