人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔将 シメオン

へえ?お前──…、そうか。
我の僕を知る者か。

[「リー」の呼びかけ。娘の反応。
それらを白々と眺め遣っていた魔が呟く。
これは随分と簡単な狩りになるのかも知れなかった。
あまり簡単では興ざめかな。そんなこともチラと思うが。]

駄目だよ、


        ──── アイリ。


[僕の名を呼び直す。
揺らぐ心を、再び魔の支配のもとに押さえるように]

(175) 2017/02/02(Thu) 02:28:06

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