― 夜 公国拠点 ―
[>>110 控え室でうとうとしていたときに、声をかえられて瞬きをする。
しかし、控え室という名ばかりのテントで毛布がそこにあれば実にいい感じに寝るしかない姿勢であった]
ありがたく頂戴する。
[いただけるものは何だっていただける。
来たばかりの今なら兎も角、補給部隊が襲われた今、これからの食事情が悪化するのは火を見るよりも明らかだ]
残念ながら、そこまでセンチではない性分でな。
[ごしごしと目元をこすってから、ばりぼりといただきます]
しかし、シロウ先生こそ。
私は間接にしか絡まないことが殆どだが――貴方も教え子を手にかけるのはつらいだろう。
[表情は緩みこそするものの。
知りもしないで寄せられる同情ほど迷惑なものはないと暗に切り返す]