人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


翡翠の巫女 リュカ

 ……いいえ。
 知りません、貴方のことなんて。

[睨み付け、一度唇を噛んだ後答えを口にする。
 ナンパのような物言いへの苛立ちは抜きにしても、そう答えるより他になかった。
 あの頃、何処で何をしていたかなんて、口外出来るはずがない]

[その答えは予測していたか否か、男の態度が崩れることはない。
 そして言外に告げられたのは、彼こそが自身の相まみえるべき相手ということ>>164]

 そう……。
 承諾しかねますが、失格するわけにはいきませんね。

[相手が見える所に花を持っていない以上、真実を確かめる術はなかったが、既に退ける状況でもなかった]

(175) 2020/02/22(Sat) 14:55:00

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