くっそ...しつこいな...!
[ 影の天使は、回転する機体から一度離れたが、再び翼を翻して接近してくる ]
何を...言って、
[ 向けた銃口にも天使は怯まず、掠めた弾丸が翼から光を散らす。
その煌めきと「死なれては困る」という天使の言葉が届くと、また頭痛が襲ってきた ]
俺は...魔物で......
『天使は敵だ』
『敵を、コロセ』
『タタカエ』
[ 腕は無意識に操縦桿を操り、天使の刃から翼の「目」を守ろうと機体を旋回させる。しかし、その「目」を視界に映すと、余計に頭痛がひどくなった** ]