[数日間部屋に引きこもって、そんな夢を見ていた。中にはあの新入りは騎士団を辞めるんじゃないか、そんな言葉を口にするものも出てきたが。とにかく、やっと部屋から出てくると武術教官の元へ行き告げた] 今まで訓練にも出ないで申し訳ありませんでした。 あの俺……戦います。 いや、戦わないとならないんだ。[悩んで出した結論。それは母を守りたい。自分の住み慣れた街を守りたい。この世界を脅かすものがいるのだったら、それらの脅威から皆が逃れられるように――]