はいはい。あー、なんでもない。いつものこと[一頻り声を上げて笑ったものだから、何事だという視線があちらこちらから向けられる。それらになんでもないと手を振って、背を向けた友人>>167のあとを追うほどでもなくゆっくり追った。どちらにせよ、向かう方角はまったく同じなのだから]にしても…、…あいつだからなあ。[向かう先に待ち構えるのは、カサンドラことレイヴンウッド教官の最終試験だ。これまでのところモーリッツ教官とは傾向が違い、つまりはもっとも対策のし難い相手ということになる]