― 宇宙船の傍 ―[不意に視界に舞い散る純白。>>166刃によって断たれたそれが小鳥に転じる様に、真紅が僅か、見開いた] ……おおっと![振るわんとした刃に纏いついた純白が弾ける。思わぬ事態と、そして、もう一つの要因から、影が選んだのは後ろへと飛びずさり一度距離を開ける事]