― 聖神神殿 ―
今回の護衛に就いてくれた皆はお疲れ様。
いつものことながら助かったよ。
儀式から間もないし、ゆっくり休息ってわけにもいかないけど
今日の疲れは今日取るのが一番だからね。
[神官長の部屋を辞して、扉の前で解散とする。
また頼むよー、と神官騎士らの背に労いを投げて]
俺は適当に散策してみるつもりだけど
君はどうする?
[同僚のバルタザールがまだ其処に居たならば、
彼に声をかけることも忘れない。
返答がどうあれ、神官長の部屋を離れ歩を進めた。
悠々とした足取り、表情には好奇心がありありと浮かんでいる。]