― 回想:戦場 ―[それでも、数の差だけは見えていたから、それなりに焦りはあったのだ。だが、その焦りは本来働くべき方向には働かず、余計に彼を突出させた。味方の被害をこれ以上出す前に、敵陣を突破しようと、無理を重ねた、その結果…より冷静に戦況を見極めていた敵将に付け入る隙を与える事となったのは、ある意味必然>>123][巻き込まれた傭兵に馬鹿と呼ばれるのも無理からぬことだった*>>138]