………そうか、すまない。[>>169 コップを手から落とすほど。その瞳に涙が浮かぶほど。彼にとって、『ユリウス』は大切な存在だったのだろう。だからこその、謝罪の言葉。もちろん、男に非があるわけでもない。しかし自分自身が、神父の身なりをした彼の何かを思い起こさせてしまったのなら――…、と。] 大丈夫か?[ふらり、後ずさる彼に手を左手を差し出してみるが、この状況では拒絶されてしまうだろうか。]