これだけの兵力では心許ないかもしれませんが...もし、無理だと感じたら迷わず撤退を。
それとグリフォンを、騎手と一緒にお貸しします。もし、例の剣が本当にあったら、この騎手に持たせて届けてください。
[ ヨセフにそう伝えて、もうひとつ、一枚の美しい文様の描かれたスカーフを手渡す ]
もし、行く先のどこかで、このスカーフと同じものを持っている一団を見つけたら、それはローグの民です。俺の名と、このスカーフを見せてみてください。
彼等が俺の伝令を受け取ってくれていたら、加勢してくれるはずです。
[ ローグの民は、皆、実のところは、魔物や野獣と素手でも渡り合う程の戦士であり、精霊と親しく語り合う精霊魔法の使い手も多い。彼等の加勢が得られたなら、万の兵を得たに等しい筈、と、そう告げた// ]