[ やがていつかの"約束"を果たす時が来る。
再会するときには楔の逸話を教える。
そんな遠い日の懐かしい約束。
…何もかもが変わってしまった今となっては
狂おしいほどに愛おしい日々の記憶の一片。 ]
どうやら、逸話を説明しなくても
君はあれの正しい用途を知っていたようだね。
あの砂漠の遺跡には君たちの先祖が住んでいたんだろう?
…ご先祖様が耳打ちして教えてくれたのかもしれないな。
そう…、きっと効果のある"お守り"だから持っているといい。
僕の研究している分野の資料では無くなってしまったしね…。
[ 服の上を伝うサーラの指>>3:294を、
視線で追えば鏃の場所に行き着いただろうか。
嘗ては遺跡の発掘や調査をしていた学者だったけれど
今となっては双子に託した鏃は研究資料に成り得ないから
君が持っていてくれと加えて、頼んで。それから、 ]