先ほどの通信ではあと数分、と言っていたから、
そろそろ到着するはずだ。
大尉達には消火器を持ってきてもらっている。
これを煙幕代わりにして突入するつもりだが、
何か盾になるようなものが欲しい所だな…。
[そういうと応急鞄の中に何かないか探してみた。
治療器具を乗せる小型のトレーが2つほどあった。
上着を脱いで、中にトレーを並べて仕込み、
ライナーに手伝ってもらって左手に巻いて、袖を握りしめた]
彼らが来たら消火器を噴射状態にして投下、
私が先頭で突入する、中尉は足を負傷しているからな…。
おそらくこれが最善だ。